
「細胞核オーバーロード」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
どうやら、この細胞核オーバーロードは「ステロイドにも近い筋肥大効果がある」とのこと。
ただし現在、研究途中なトレーニングなのでその効果ははっきりとはしていないようです。
まだまだ、研究途中ではあるようですが、この細胞核オーバーロードトレーニングについて、早めにとり上げ、実践していきたいと思います。
それでは、細胞核オーバーロードトレーニングについて解説していきたいと思います。
細胞核オーバーロードとは?

まずは、「細胞核」とはどんなものなの見ていきましょう。
上記のイメージ画像を見てください。
左が「普通の細胞」、右が「筋肉の細胞」を表しています。
普通の細胞には、細胞核が1つしかありませんが、筋肉には複数の細胞核が存在していると言われています。
この細胞核を増やす目的で行うのが「細胞核オーバーロードトレーニング」ということになります。
では、「細胞核」が増えると、どんなメリットがあるのでしょうか?
「筋肥大スピードがあがる」と言われている

「細胞核」が増えれば、”筋肥大スピードがあがる”と考えられています。
この根拠は、「数年かけて長く筋トレをしてきた人は、筋トレを辞めて筋肉が細くなったとしても、『マッスルメモリー』によって元の状態に戻るのが速い」ということが根拠になっているようです。
この「マッスルメモリー」に関係しているのが”細胞核の数”と考えられています。
つまり、「細胞核をトレーニングによって増やせれば、筋肥大スピードが上がる」となる訳です。
ここから考えられたのが、「細胞核オーバーロードトレーニング」です。
細胞核オーバーロードは、現在時点で「科学的根拠が薄い」
現在、研究段階らしいので、明確なエビデンスはありません。
そのため、「必ず効果がある」とは言いきれないトレーニング方法のようです。
しかし、細胞核オーバーロードを知らずして実践をし、成果を出せている人もいるようです。
競輪選手の脚を思い描いて頂くと分かり易いですが、異常に発達した脚の筋肉は、毎日、脚を酷使した賜物であること。
このことから考えても、細胞核オーバーロードトレーニングは、もしかすると「筋肥大にも効果があるのでは?」と思ってしまいます。
続いては、「細胞核オーバーロードトレーニングの方法」をご紹介します。
細胞核オーバーロードトレーニングの方法

現時点でわかっている「細胞核オーバーロードトレーニング」のやり方は、
期間:1か月(毎日)
部位:1箇所
重量:1RMの30~70%
レップ数:不明
サイクル:1か月やり、2~3週間のオフ、違う部位に変え、1か月を繰り返す
種目:不明
追い込みの必要性:不明
細胞核を増やすには、「毎日、同じ部位をひたすらトレーニングする」する必要があるようです。
しかも、オフはなしで、いつものルーティンの最後に必ず対象部位をトレーニングするという方法です。
例えば、二頭筋を細胞核オーバーロードトレーニングの対象にした場合、いつものルーティンを週4回なら4回、いつもどうりトレーニングしていきます。
それとは別に、毎日、二頭筋を他の種目の最後にトレーニングする。これを”1か月継続する”という形になります。
もちろん、腕の日であっても、細胞核オーバーロードのトレーニングは、別に行う必要があるようです。
これは、かなりハードなトレーニング内容・・・。
このように、まだエビデンスが無いため、不明な点が多い「細胞核オーバーロードトレーニング」。
実践には、それなりのリスクが伴います。
考えられるリスクは、
- 関節への負担
- 他の種目への影響
- オーバーワーク
普段なら、「回復」を重んじる筋トレですが、回復をさせることなく続けるので、体への負担はかなり大きなものになります。
想像しただけでも、筋肥大理論の常識を超えています・・・。
と、思いましたが、1か月、実践してみることにしました。
私が考えている内容は、次にご紹介。
私が実践する細胞核オーバーロードの内容(仮)

日常生活や仕事に、できるだけ影響の出ない様なメニューにしました。
期間:1か月(毎日)
対象筋:二頭筋
種目:アームカール、インクラインダンベルカール
使用するもの:ダンベル、チューブ
追い込み:しない
セット数:2セット
重量:1RMの30%
このようなメニューにしてみました。
実験的なトレーニングなるので、重量は30%、追い込みもしません。
セット数は2セットと、少なめにし、関節への負担を考慮します。
エビデンスがない分、慎重にトレーニングをする必要がありそうです。
まとめ:細胞核オーバーロードトレーニングを行うなら、リスクを考慮しよう!
「細胞核オーバーロードトレーニング」をお考えの人は、リスクを十分考慮して実践してみましょう。
他の種目に影響がでてしまう場合も考えられますので、その点も考慮して、負荷設定をして下さい。
実践する方は、私のTwitterに「こんな状況になった」などのコメントを下さると助かります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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